2012年03月12日

「文明化した人間の八つの大罪」

動物学者コンラート・ローレンツ博士「文明化した人間の8つの大罪」(1973年)は現代社会を予言しています。
(動物の生態観察でノーベル賞を受賞されたローレンツ博士は、人と動物の生態比較から文明論を展開されました。これはラジオ番組で人気となったトークを著作にされました。)

人間社会の第一の問題は人口過剰だといいます。
動物生態学より人の適正な人口密度は、1平方キロ当1.4だそうです。(「ゾウの時間 ネズミの時間」より)
日本の人口密度は、その150倍程度。
しかし、都市の過密では1000倍を超えています。
私もそうですが、都市に在住すると、とてつもない不快感を感じていました。
マウスでさえ、ひとつの檻にたくさん飼うとお互いを攻撃し合います。
本文引用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
"(野生のアカゲザルの社会では)普通の状態では、このサルの社会を統治するボスたちはたがいに最高に友好的な関係にあります。ところが、この同じ社会を檻の中に閉じ込めると、全メンバーが神経質になり、いらだって攻撃的になるのがみられます。そうなると、ボスたちの間の友情は次第次第に減少してゆきます。そして、彼らの敵意が極限に達したとき、新しいタイプのボスが出現します。それは横暴で非社会的な個体です。彼は権力を握りますがこれこそまさに、人間社会でで神経症的な状態、怖れ、不安が現れた時に起こることではありませんか。”・・・・・・・・・・以上本文引用(ナチのように)”


犯罪の増える原因は、高い人口密度です。 

私が取り組む、
鳥インフルエンザ・パンデミック
原子力発電
遺伝子組み換え穀物
等は、人口過剰がもたらした問題です。
ローレンツは、
凶悪事件
家庭内暴力
自殺者
モラル低下
商業主義
核兵器
等も、都市化して過密で棲む人間の生み出した問題だと言います。
効率よく殺人する兵器 = 核兵器 とは、
人間の心を無くした究極の証明です。

攻撃性、無関心、不安・・・・。
人間ならではの適応の仕方だと言います。
すべて、産業革命以後の急激な人口増加が原因です。

マルサスの人口論があります。
産業革命前と産業革命後では価値観が転換していると言います。
(「人類10万年の経済史」より)

マルサス的経済(イギリスの場合)
産業革命以前の価値観
望ましいこと
少子多産人口が増えないこと
不潔清潔感染症が広がること
暴力平和死亡率が高いこと
凶作備蓄貧民層の高い死亡率
間引き親孝行平均寿命が短いこと
不平等平等な所得身分制があること
自己中心慈善他の者を助けないこと
怠惰勤勉多くの者が働けること


産業革命以後の価値観 
望ましいこと
多産少子人口が増え国力が増すこと
清潔不潔感染症が少ないこと
平和暴力死亡率が低いこと
備蓄凶作社会的混乱を避ける
親孝行間引き長い平均寿命
平等な所得不平等中間所得層の増加・経済成長の原動力 
慈善自己中心相互扶助
勤勉怠惰生産効率の上昇、より儲ける

人命尊重や民主主義といったお題目さえあれば、
米軍の軍事介入や多国籍軍の空爆等の暴力に口実を与えます。

世界中が経済競争という際限のないゲームをしています。
その結果、少数が勝ち残り、大多数が負けるという不思議な現象が起きています。
これを当たり前とする現代人は、生物としてバランス感覚を欠いています

人は、全ての人を愛せるようにはできていません。
なのに、できもしない人類愛が唱えられます。

科学技術や医学の発達の果てに、私たちが見たものは快楽や無痛です。
快楽や無痛にどっぷりの人たちには、震災復興と言ったって、頑張ろうと言ったって、伝わるものが無いのです。

テレビで、頑張ろう日本が連呼される程、
むなしく感じたり、無関心になる人が増えていくというわけです。
それよりも、日本の多くの人を捉えているのは、不安感です。
不安ゆえに、地震情報に敏感になります。
将来の不安ゆえに、貯金し、絶望し、自殺します。

真の豊かさは、科学技術の発展や貯金を増やすことに置き替え てしまいました。
なので、経済新聞が売れています。
多くの人が読めば読むほど、新聞やテレビによるコントロールがなされていきます。
同じような価値観を持ち、同じように考えさせられた結果、日本人は危険物の原発にも反対してきませんでした。
結果的に、取り返しのつかない原発事故を招いてしまいました。

本来なら、日本人として一度も反対しなかった自分を反省するところです。
ところが、誰も反省せず、攻撃ばかり、責任のなすりつけ合い ばかりしています。
これが現在の日本ですし、欧米も似たり寄ったりです。
人間の美徳、反省を忘れ去っています。

我々は価値観の転換を迫られています

2012年以降の世界 
望ましいこと
少子多産人口が増えないこと
不潔清潔感染症と付き合うこと
暴力平和死亡率が高いこと
備蓄凶作社会的混乱を避ける
間引き親孝行平均寿命が短いこと
不平等平等な所得身分制があること
慈善自己中心相互扶助
怠惰勤勉多くの人を雇用する 
少子化を奨励し人口を減らすこと。
死ぬ権利と、
過剰医療を拒否する権利を認め、死亡率を高めること。
長寿社会ではなく、ほどほどのぴんぴんころり人生を奨め平均寿命を縮めること。
慈善事業を奨め、寄付行為を減税すること。

人口密度が減ると人間性が回復されます
つまり、
お互いを助け合い(相互扶助)
親孝行をし、
平和的解決を求める 
ようになります。

最終的に  
望ましいこと
少子多産人口が増えないこと
不潔清潔感染症とお付き合い
平和暴力死亡率が低いこと
備蓄凶作社会的混乱を避ける
間引き親孝行平均寿命が短いこと
平等な所得不平等中間所得層の闊歩
慈善自己中心相互扶助
怠惰勤勉多くの人を雇用する 
このような価値観に軟着陸できればしめたものです。
膨大な財政赤字は、幕末期に各藩が参考になります。
利払いを停止し、250年返済に引き直し、年5兆円までの返済に替えられます。
残った余力で、年金世代を面倒見ます。
もちろん、死ぬ権利を行使した人や、過剰医療を拒否する人には贈与税を減免します。
財政赤字問題は、政治力のない政治家たちの言い訳だし、インフラ等の既得権益業界の懐を温めています。
戦後の動乱期に作った法律は停止が適当でしょう。

もし、意識的に人口を減らすことができない場合、
人類は歴史上繰り返したような破滅的結末を迎えます。
都市は放棄され、
人間は野たれ死に、
文明は終焉(しゅうえん)を迎えます。

この時、生き残る人(子孫を残せる人)は決まっています。
以下の質問に答えて下さい。
1ストレスに敏感ですか?
2身体の不調に敏感ですか?
3身の危険に敏感ですか?
4反省することが多いですか?
5衝動的にならず冷静に行動できますか?
6競争原理は性に合わないですか?
7愛に基づき行動したいですか?
8思いやりを持って行動しますか?
9人を赦すことができますか?
10不安に捉われずに行動しますか?
Yesが多いほど、生き残る(子孫を残す)確率の高い人です。
逆に、社会的成功者は間違いなく子孫を残しません。
生物としての基本的能力を弱めて社会適応しているからです。
反対に、社会からドロップアウトした人こそ、子孫を残す確率が高いと言えます。
ストレスに敏感に反応でき、生物の基本能力を失っていないからです。

例えば、岩手・宮城・福島三県559万人中7万人が県外に避難されました。
1.2%程度の人ですが、生物として当然の行動と言えます。
反対に言うと、文明崩壊の時その程度の人が優れた子孫を残します。
(私の言っている生き残るとは、優れた子孫を残すという意味です。)
(個々人の方の生死は、個々人が決められることですし、最後まで人生を満喫できると思います。)

生物にとって最も大切なことは、弱肉強食ではありません。
人間という生物にとって大切なこと、
相互扶助
共食
(共に食事すること)
共同保育(子育てを一緒にすること)
反省と試行錯誤
挑戦
です。
そして子孫を残すのです。

ハメルーンの笛吹きの音色は、とても心地よく耳触りがいいです。
しかし、その行く手には溺れる川しかありません。
どうか、早く気づいていただき、一人でも多くの方が助かるよう祈らずにはおれません。

残念ながら、西洋人はバランス感覚を持って考えられません。
その結果、持続的農業を確立できず、砂漠ばかりを作ってきました。
持続的農業を達成した人たちは、
アジアの人たち、とりわけ日本人なのです。
(「木を見る西洋人、森を見る東洋人」より)
日本人が立ち上がらなければ、人類はおしまいかもしれません。
家畜化した人類へと突き進む道もないではないですが・・・。

どうか子々孫々が穏やかに生きていけますように。
どうか私たちが 穏やかな死を迎えられますように。
文明化された人間の8つの罪とは?

1.人口過剰
人間愛を無くし無関心を引き起こします。
人間が仲良く出来る人数は11人といいます。
医学や科学の発達が無痛社会を作り出して人間性を破壊し、多くの生命を救うように見せかけながら人口過剰を招き人類を破滅に追いやっています。


2.生活空間の荒廃
人間は生物共同体(自然環境)に頼りきっておりながら、生物共同体を根本的に変えたり、全面的に崩壊させてきました。
自分を養ってくれている生きた自然を荒廃させ、人間自らを生態学的に崩壊させる恐れがあります。
(注意:家畜化していく人類は、さらにスピードを上げ人工物に囲まれた人生を頑なに送るようになる可能性はあります。)

3.人間どうしの競争
競争は、欲望を強め不安を高めます。不安は健康を脅かします。最も重要な「反省」を人間に忘れさせてしまい、抽象的思考、言語や意識や責任感等のモラルを育まないです。
(注意:ジュリアン・ジェインズの提唱した”二分心”の観点からは、意識を拡大した現代人はますますストレスを抱え込みそうです。)

4.感性の衰滅
快を求め過ぎ、痛みを避け続け、行きつく果ては文化の衰退です。
(注意:家畜化する人類は興味・関心を自ら狭めて更なる家畜化への道を歩むかもしれません。)

5.遺伝的な頽廃(たいはい)
文明人に進行している幼児化や青少年犯罪の増加が、もし遺伝的崩壊現象に基づいているなら重大な危機です。
感性の衰弱や自然環境の破壊が善悪の判断力を奪っています。
注意:古い著作のため現在の成果を反映しません。ネオテニー(幼児化)は人類が進化する原動力かもしれません。

6.伝統の破壊
ある人を心の底から深く愛し尊敬した時、文化を自分のモノとして受け継ぐのが人間です。家庭内の結びつきが弱まっている現在、文化は危機に瀕しています。アメリカの青年とアフリカの青年、日本の青年が並ぶと、違うのは肌の色だけであって聴く音楽や遊びなどがとても似ていることが証拠です。

7.教化されやすさ
企業の提供するインスタントな喜びに毒されています。消費者はコマーシャルの奴隷です。

8.核兵器
落すことのできない最悪の兵器。10万年以上、地球を汚染するやっかいもの。



posted by uutan at 02:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 文明の崩壊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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