2011年12月20日

塩野七生氏 百年インタビュー要約(後半改)

塩野七生さんの百年インタビューの要約(後半)です。
詳しくはNHKオンデマンドをご覧ください。

・・・・・以下要約(後半)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
リーダーの資質
イタリアの小中学校の歴史の授業で教えているんですが、

 @    知力:知識ではなく頭の使い方のこと。

A    説得力:敵を背得するため。自分の考えに相手を近つけるため。

B    肉体的耐久力

C    持続する意思:ぶれないこと

D    自己制御能力:地位が高くなるほど不自由になる。感情の表現はタブー。職責だと思う。

 リーダーに決断力・実行力は当たり前。 

ローマの言い分=クレメンティア(寛容)

・国境線を無しにしようよ

・ローマ市民権は征服した者にもあげよう

 

持続する社会の条件

格差社会だけれど流動的。(格差が固定した時、社会が終わる

長続きする社会には、健全な中産階級がいた

 

リーダーばかりでは困る。必要な人は?

リーダーを補佐する人

リーダーに従う人

人材はどこにでもいる、それを集めること、相乗効果を出すこと

 

狂信=それは知らないということ

一神教ではなく多神教。他人の信条信念を認めること。

 

覇気が無い日本(英国→米国→日本→中国)

すでに持っている人はハングリーになれない

日本の失われた10年とは

精神的なことや物質に投資する余裕があった

つまり新しいことは無駄からしか生まれない。

期待されないけれどやってみたところから、新しいものが生まれる

 

損する人が一番早くわかる

得する人は自分が得してんだかわからない。

それを「得しているよ」って指摘してやるのがリーダー。

 

現代の政治家たちは

世界中の指導層が政治に対し小者化:これは平和な時代の代償

日本人が米国の助けを活用する素地があったから、高度経済成長することができた。

抽象的なことや想定することが不得手な日本人、具体的問題を詰めていくのはうまいです。

政治家みんなが保身を求めているために政治も矮小化している。

原発事故復興も同じ:民意がまとまるまで待つ・・・ではなく
「私が責任をとります。できなかったら辞めます。だからやらせてください。」ぐらいでないとできないでしょう。

 

アンドレジッド;「麓にいるとトルストイが見える、登ってみると向こうにドストエフスキーが見える」私たちの想像力なんて大したことはない。まず目の前の山を登ることが大事

我々は即座に結果が見えるものを求め過ぎている。期待しないで育てたものの方が案外とモノになったりする。モノになるとなったわかったときに選択集中投資するといいです。

日本はやり方自身を見直すことが問われています


ベネチア共和国に学ぶ

ヨーロッパで息の長い国家と言えばとベネチア共和国です。
千年にわたり、高い生活水準を誇りました。

“フランドルやイギリスでは安ものが受け入れられている。”
各地の大使からの情報からベネチアは高級織物に焦点をあわせてくる。
16C当時高級織物&出版の王国(パリも遠く及ばなかった)。
日本が目指すべきは知的集約産業
ローマ帝国は超大国で、歴史上一度も覇権国になったことが無い日本がまねできる国家ではない。
だから日本はベネチアを目指すべき。

@    すざまじいばかりの合理的精神

A    人材はだれでも利用する。

B    情報収集と高度な分析をやる

日本は、中国と覇を競う必要はない。


歴史を学ぶ必要性
人が一生に学ぶ量は
50年分ぐらいしかない。
歴史を学べば他の人の経験値も学ぶことができる。

 

私を待っていてくれる男たち
母の病床で、「とうちゃまが待っててくれますよ。」と声をかけたところ

後で母が息子に
七生には待ってくれる人がいないわねえ」と。
でも息子は、
母がああ言うけれど「でも書いた男たちが待っててくれますよ」って。

一生聞きたい言葉、「よくやったね」と男たちが言ってくれるだろう。
書いた男たちが待っててくれるから。
だから私はこれからも書きます。
posted by uutan at 23:38| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
合理主義とは論理的であるだけでなく、その論理をいかに使いこなすか、ということではないのでしょうか。
Posted by ユリウス・カエサル at 2013年10月04日 15:03
期待しないで育てたものの方が案外とモノになったりする。モノになるとなったわかったときに選択集中投資するといいです。

誰がこの提言に従うのでしょうか。金言ですね。

Posted by ユリウス・カエサル at 2013年10月05日 22:08
ではヴェネティアはどのように合理的であったのか、を調べる必要がありそうですね。
Posted by カエサル at 2013年11月10日 05:57
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/241595917

この記事へのトラックバック
にほんブログ村 科学ブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村 にほんブログ村 病気ブログ 感染症・ウイルスの病気へ
にほんブログ村
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。