2011年06月28日

これでいいのか!北海道がんセンター院長 原発事故私見

西尾正道(国立病院機構北海道がんセンター院長(放射線治療科))の私見
以下抄録記載します。(日経メディカルオンラインより)

作業員への衣食住の環境は極めて劣悪であり、人間扱いとは思えない。誰が被ばく管理や健康管理を担当して指揮しているのか、そのデタラメさは目に余る・・・

白い独特の服装防護服と称して着用させて、除染もしないで着のみ着のままで就寝させている光景は異常である。放射線に対する防護服などはない。安全神話の一つとして、ヨード剤を放射線防護剤と称して、あたかも放射線を防護できるような言葉を使用してきたが、防護服も同様な意味で名称詐欺

事実の隠蔽と会社存続に固執して画策する東京電力文系技官が中心で正確な知識を持ち合わせていない行政、指導力と緊張感を欠如した政府首脳、政争の具に利用しようとする政治家達、今まで原発の安全神話を作り上げてきた御用学者や業界人、こうした原子力村の人々の姿を見れば、日本に明るい未来を感じることはできない。なんとも悲しい現実・・・

・・・免震重要棟に閉じ込めておくのは、逃げられないようにするためなのであろうかと疑いたくなる。30分もバスで走れば、観光客が激減して空いているホテルで静養できるはずである。
 被ばく線量のチェックでは、ポケット線量計も持たせず、またアラームが鳴らない故障した線量計を渡すなど、下請・孫請け作業員の無知に付け込んだ信じられない東電の対応・・・さらに作業中のみ線量計は持たされても、それ以外は個人線量計も持たせていないのは論外・・・被ばく線量を過小評価して、できるだけ働かそうという意図見え見えである。また放射性物質が飛散した環境下では、最も重要な内部被ばくもホールボディカウンタで把握し加算すべきである。これでもガンマー線の把握だけ・・・



原発周辺の作業地域は中性子線もあるであろうし、プルトニウムからのアルファ線もストロンチウムからのベータ線も出ているであろう。線質の違いにより測定する計測器や測定方法が異なるため、煩雑で手間暇がかかるとしても内部被ばくの把握は最も重なことである。インターネット上の作業員の証言では通常よりは2桁内部被ばく線量も多くなっているという。このような対応の改善が無ければ、まさに「静かなる殺人行為が行われていると言わざるを得ない。

放射性医薬品を扱っている日本メジフィジックス社は事故直後にラディオガルダーゼ(一般名=ヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)水和物)を緊急輸入し無償で提供した。この経口薬はセシウム-137の腸管からの吸収・再吸収を阻害し、糞中排泄を促進することにより体内汚染を軽減する薬剤である。作業員にはヨウ素剤とともにラディオガルダーゼの投与を行うべき ”

SPEEDIの情報は23日に公開されたが、時すでに遅しである。公開できないほどの高濃度の放射性物質が飛散したことによるパニックを恐れて公開しなかったとしか考えられない。郡山市の医院では、未使用のX線フィルムが感光したという話も聞いている。また静岡県の茶葉まで基準値以上の汚染が報告されているとしたら、半減期8日のヨウ素からの放射能が減ってから23日に公開したものと推測・・・

菅首相の不信任政局のさなか、原口前総務大臣はモニタリングポストの数値が公表値より3桁多かったと発言しているが、事実とすれば国家的な犯罪である・・・haraguchi.jpg原口総務相1.jpg

 「がんばろう、日本!」と百万回叫ぶより、真実を一度話すことが重要なのである。3月23日以前の国民が最も被ばくした12日間のデータを公開すべきである。後に政府・東電は高濃度放射能汚染の事実を一部隠蔽していたことを認めたが、X線フィルムが感光するくらいであるから、公表値以上の高い線量だったことは確かである。
政府は移住を回避するために、復興期の最高値20mSvを採用したのである。しかし原発事故の収拾の目途が立っていない状況で住民に20mSv/年を強いるのは人命軽視の対応である。”

”年齢も考慮せず放射線の影響を受けやすい成長期の小児や妊婦にまで一律に「年間20mSv」を当てはめるのは危険であり、私も高いと考えている。しかし私は、「年間20mSv」という数値以上に内部被ばくが全く計算されていないことが最大の問題であると考えている。”

”米国科学アカデミーのBEIR-VII(Biological Effects of Ionizing Radiation-VII、電離放射線の生物学的影響に関する第7報告,2008)では、5年間で100mSvの低線量被ばくでも約1%の人が放射線に起因するになるとし、「しきい値なしの直線モデル」【(LNT(linear non-threshold)仮説】は妥当であり、発癌リスクについて「放射線に安全な量はない」と結論付け、低線量被ばくに関する現状の国際的なコンセンサスとなっている。”

”震災前の3月5日に、米国原子力委員会で働いたことのあるJanette Sherman医師のインタビュー4)では1976年4月のチェルノブイリ事故後の衝撃的な健康被害が語られている。彼女が編集したニューヨーク科学アカデミーからの新刊 "Chernobyl : Consequences of the catastrophe for people and the environment"によると、医学的なデータを根拠に1986〜2004年の調査期間に、98.5万人が死亡し、さらに奇形や知的障害が多発しているという。サムネイル
 また、ヨウ素のみならずセシウムやストロンチウムなどにより、心筋、骨、免疫機能、知的発育が起こっており、4000人の死亡と報告しているIAEAは真実を語っていないと批判している。これは、(1)正確な線量の隠蔽、(2)低線量でも影響が大きい、(3)内部被ばくを計算していないため―といった原因が考えられる。この大きな健康被害の違いについても、私は内部被ばくの軽視が最大の原因だと考えている。”


”しかし低線量でも被害が大きいことが隠蔽されている可能性も否定できない。ちなみに原発事故の翌日に米国は80Km圏内からの退避命令を出しており、低線量被ばくの被害の真実の姿を握っていて対応した可能性もある。”

西尾正道先生は、歯に衣をきせない方のようです。
我々下々すべての人には健康に生きる権利があるはずです。
これが著しく侵害されています。
いわゆる専門家も口をつぐんでいる現在、思考停止している人も多いでしょう。
しかし政府が情報を完全に公開しない以上、我々下々は情報のゲリラ戦を行うのが最大の保身です。
より多くの人に真実、客観的視点を知っていただき、自ら考え、自らを守る行動を選択していただくのみ。

  そのため以下全文を記載します。
以下全文記載
posted by uutan at 15:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 原発事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月24日

地球史上第6回大量絶滅期到来(30年以内)

http://www.cnn.co.jp/world/30003149.html
世界の海洋生物が大量絶滅の危機に直面しているらしい。
海洋研究国際計画(IPSO)の呼び掛けで今年4月、英オックスフォード大学での会議に参加した18団体、27人の専門家チームが、国際自然保護連合(IUCN)と共同でまとめたらしい。

地球史上で過去5回あったとされる大量絶滅期と同様の条件がそろっているとの結論

海洋の汚染や酸性化
・・・(注釈) 空気中の二酸化炭素濃度が高まっているため、ヘンリーの法則通り海水中に溶け込む二酸化炭素が増えた。
二酸化炭素は水に溶けると炭酸になる。炭酸が増えれば弱酸性化する。
之は意味深。例えば、発酵。きつい酸性か、きついアルカリ性で雑菌を黙らせて発酵菌に餌を食べさせる。その結果、乳酸菌だらけの漬物やヨーグルト、酵母菌だらけのビール、こうじ菌の味噌や甘酒、日本酒などが生産される。
酸性側に少し振れるだけで、海水中の菌のバランスが大きく崩れることを意味している。
多くのプランクトンも同様。
プランクトンを餌にしている魚なんてイチコロってこと。
・水温上昇
・・・(注釈) 太陽活動が活発化しているため地球が受け取る熱量も増加中。よって水温も上昇中。
すでに季節はずれの台風が日本にやってくることから、海水温の異常がわかる。
日本の春と秋は最近特に短い。
・魚の乱獲
・・・(注釈) 人間が増えすぎているから。生物多様性が失われ、生物ピラミッドが崩れている。
食物連鎖ピラミッド頂点の生物を間引かないとならない。それは鯨かもれない。
・海水中の酸素濃度低下
・・・(注釈) 水温上昇は海水中に溶け込む大気量の減少を招く。だから溶存酸素量自体が減っている。酸素不足では呼吸がしにくい、つまり、海水中の生物量の劇的減少が真近に迫っている。

というわけで、今後1世代(30年)のうちにサンゴ礁が消滅するなど、海洋の生態圏全体が失われる恐れがあるという。
IPSOの研究責任者を務めるオックスフォード大のアレックス・ロジャーズ教授はCNNとのインタビューで、大気中に放出されて海洋に吸収される二酸化炭素(CO2)の量はかつてない勢いで増加していると話し、CO2サイクルの乱れは過去の大量絶滅でもみられたと強調した。

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ここからは危機管理的考え方
パターン1: 危機を前にして、”なるようになれ”と言う思考停止型。原発事故前の東電・政府は津波に対しコレだった。
パターン2:危機を前にして”起こるまでわからない” 思考準備型。原発事故対応の政府がコレだろう。
パターン3:危機を前にして”起こった場合を想定”する積極思考型。原発事故直後のアメリカ、海外各国の対応は早かった。
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posted by uutan at 10:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 危機管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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